2024.04.15MTPプラスチック染色通信 4月号
こんにちは、(株)ムラカミです。
今回は、プラスチック部品の「染色」と「塗装」の違いについてお伝えします。
共通していることは、いずれも樹脂を成形後に着色することです。このため、少量部品の着色に向いているといえます。
次に、お互いの特徴について考えます。
まず、塗装の特徴は
- 塗装は部品表面に塗膜を作る
- 塗膜によってキズやこすれを隠すことができる
- 色々な色やデザインが可能
- 塗膜によって耐光性が出来る
- 塗装できる樹脂と出来ない樹脂がある
次に、染色の特徴は
- 塗膜が無いので、部品寸法が変わらない
- 塗膜が無いので、使用中に塗膜が剥がれない
- 部品全体を1色に均一に着色する
- 塗装出来ない樹脂にも染色できる場合がある
- 野外の長期使用には向いていない
以上から、両者にはお互い長所と短所があることが判ります。
ご質問などありましたら、気軽にお問い合わせください。