お知らせ
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【 お知らせ 2026年 】

2026.01.01MTPプラスチック染色通信

第19回 「材料着色・塗装ではなく染色を選んだ理由とは・・・?」

今回は、樹脂部品を着色するにあたって、「材料着色」や「塗装」ではなく
「染色」を選んだ理由をユーザー様の声を元にベストテン形式でまとめてみました。

【第10位】 「イベントなどの展示品を着色」したい!
 ・イベントごとに色を変えるなど、展示物を分かり易く見せます。
 ・ナチュラル材の成形品を1個からでも着色が可能です。

【第9位】 すでに製作済みの「金属組み込み部品に着色」したい!
 ・「至急納期対応品」や「長期在庫完成品」にも対応できます
 ・染色では、金属部分は着色されません。

【第8位】 材料着色のような顔料練り込みよる強度低下がない!
 ・強度の必要な部品でも、染色後は樹脂本来の強度が残ります。
 ・スーパーエンプラ材の材料着色は、顔料が混ざることで物性に影響を与えます。
 ・染色での着色は、表面にある隙間に染料が少しだけ浸透するので物性に影響がありません。

【第7位】 染色品は、塗装と違い寸法変化がない!
 ・染色は樹脂内部の隙間に染料が浸透しますので厚みや強度に影響を与えません。
 ・コネクタやネジ・ナット類などの精密樹脂部品に染色は最適です。

【第6位】 塗装の出来ない樹脂(PP・POMなど)に着色したい!
 ・塗装での着色が不向きな樹脂が数多くあります。
 ・染色は、表面処理なくほとんどの樹脂に成形時の表面状態 と変わらず着色が可能です。

【第5位】 定番の着色品があるが、他に特注色が欲しい
 ・白の定番品があるが、少量の特注色が必要となった。
 ・すでに材料着色や染色で着色済みの成形品にも、再度染色にて色替えが可能です。

【第4位】 塗装の様な「剥がれ」が無い!
 ・使用環境によっては、塗装による塗膜の剥がれ落ちが問題になることがあります。
 ・染色では塗膜を作らず着色しますので、クリーンルームなどでも使用が可能です。

【第3位】 3D造形品を着色するにはいろいろな条件があり難しい!
 ・3D造形は日々進化していますが、造形品への染色は有効かもしれません。
 ・3D造形品への染色は、粉体造形・積層造形・光造形品問わず可能です。

【第2位】 色板または着色ペレットが手に入らない!
 ・生産中止で手に入らない、などの話はよく聞きます。

【第1位】 少数生産品(小ロット)で着色品が欲しい
 ・小ロットでの着色要望は常にあります。
 ・小ロットの場合、材料着色での入手は在庫を抱えることになるため避けたい。
 ・染色は、すでに在庫のある樹脂素材の成形品を使用するので、余分な在庫を抱えないで済みます。

MLQプラスチック染色液
MLQプラスチック染色液
MLQプラスチック染色液で染めた樹脂製品
MLQプラスチック染色液で染めた樹脂製品
MLQプラスチック染色液で染めた樹脂製品
MLQプラスチック染色液で染めた樹脂製品

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2026.02.01MTPプラスチック染色通信

第20回 「樹脂板の染色について・・・」

今回は板状の樹脂素材の染色についてお話いたします。

弊社へ依頼がある樹脂板の種類は、PP、PMMA、PC、PETなどあり樹脂板を染色後に真空成型加工を行います。

樹脂板の染色は、弊社オリジナル治具を使用いたします。
現行では、最大サイズが「500x500x数mm」となります。
その他、板用治具のサイズは、「385x610x数mm」「330x500x数mm」「350x650x数mm」となります。
もちろん要望に合わせて、必要な治具の作成も可能になりますのでご相談ください。
「板状の成形品」や「大きな成形品」は、鍋や釜での染色は不可能に近いため、専用の治具や樹脂染色専用の染色機が必要になります。

小さな板では、「150x150x数mm」などが対応可能です。

染色可能な枚数は、大きなサイズで1度の染色で50~70枚程度となります。

着色済みペレットを購入し樹脂板を成形するためには、一度に数百~千kg単位での発注が必要になります。
そのため小ロット生産の場合は、在庫の問題でコストなど扱いに四苦八苦すると聞きます。
色付きの真空成形品が小ロット必要な場合は、染色で着色し無駄を省きます。。

MTPプラスチック染色で色板を必要な枚数だけ作り、染色後に真空成型するという逆転の発想です。

染色は表面から数μほど染料が浸透するのですが、染色後に浸透厚以上の深さで切削を行うと添付写真のように「字」や「イラスト」を描くことが可能です。
塗装のように塗膜の剥がれ落ちがないので、クリーンルームなどで名札として使用されています。

POM板(10mm厚)染色後に切削
POM板(10mm厚)染色後に切削加工
PET板(2mm厚)染色
PET板(2mm厚)染色
PET板(5mm厚)真空成型品(染色品)
PET板(5mm厚)真空成型品(染色品)

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2026.03.01MTPプラスチック染色通信

第21回 「綺麗に染まる樹脂と注意点について・・・」

切削成形品と射出成型品について綺麗に染める場合の注意点を列記します。

【1】 切削成型品を綺麗に染めたい場合

【PMMA】
 ・綺麗に染まります。
 ・元が透明部品は透明色(クリア)に、元色が白の場合は不透明色に染まります。

【PVC】
 ・綺麗に染まります。
 ・切削時の刃の跡が目立ちやすい。
 ・成形時切削面に強い熱がかかると、染色時の白残りの原因となります。

【POM】
 ・綺麗に染まる場合が多いです。
 ・板や丸棒は表面をわずかに削るとより綺麗に染まります。
 ・板や丸棒は成形時の影響で表面の結晶濃度が違うためムラになりやすい

【PA】
 ・綺麗に染まります。
 ・染色と相性がよく、発色が美しくなります。

【U-PE】
 ・綺麗に染まります。
 ・オレフィン系の樹脂は、基本的には濃い色には染まりません。

【PEEK】【PPS】
 ・対光堅牢度は良好となります。
 ・元樹脂のベージュ色に染色の色が足し算された色となります。
 ・PPSの黒色染色は、光沢のある灰色に染まる場合があります。
 ・切削痕が目立つ場合があります。

【PTFE】
 ・桃色、青色、黄色、緑色、橙色、紫色へ薄い色の染色が可能となります。
 ・濃度に限界があり濃い色への染色は現在不向きであります。
 ・弊社の機械サイズの関係で、染色できる部品のサイズに限界があります。

【GF】(ガラス繊維強化)樹脂各種
 ・綺麗に染まります。
 ・GFの成分が40%を超えると、表面がやや白っぽく染まります。
 ・ガラスは染まらないため、白っぽく見えます。

【2】 射出成形品を綺麗に染めたい場合

・PMMA
 ・綺麗に染まる場合が多いです。
 ・板を染めてからの真空成型が可能

・ABS
 ・成形時のガスの曇り跡や金型のキズ跡が目立ちやすい。

・PP
 ・ナチュラル材の成形品は綺麗に染まります。
 ・材料着色で着色された白色や色物の部品は濃い色には染まらない。

・軟質PE
 ・元色がナチュラル・白とも薄い色しか染められない。
 ・濃い色は堅牢度が悪くなる傾向あり。

・PVC
 ・元の色に足し算のような色にはなるが、綺麗に染まります。

・PA
 ・綺麗に染まる場合が多いです。
 ・対光堅牢度は衣料品なみ。ガラス繊維入りも染色可能。

・PC
 ・ナチュラル(透明)は綺麗に染まります場合が多い。
 ・材料着色による白い成形品を染めると、ゲート部分が染まらないことがたまにある。

・PET
 ・綺麗に染まる場合が多いです。

・PBT
 ・綺麗に染まります。
 ・稀にゲート部がやや濃くなる場合がある。

・POM
 ・綺麗に染まります。
 ・樹脂のグレードによっては染まりにくいものがある。

・EVA
 ・透明品は発色も良く、綺麗に染まります。

・TPU
 ・綺麗に染まります。
 ・染色後の堅牢度も問題なし。

・PFA
 ・薄いピンク、黄色、スカイブルーなどに限られます。
 ・現状、濃い色への染色は困難となります。

・PVDF
 ・濃い色や黒色も可能です。
 ・フッ素樹脂の中では比較的に染まりやすい。

・PEEK、PPS
 ・元色に足し算の色にはなるが、綺麗に染まります。

・GF(ガラス繊維強化)樹脂各種
 ・ガラス繊維が30%を超えても、綺麗に染まる場合が多いです。


そのほかの樹脂については、お問い合わせください。
樹脂の成形方法やグレードなどにより染まり方が影響を受ける場合があります。


京都ビジネス交流フェア2026
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